チャクラとは?
みなさんはチャクラという言葉を聞いたことがありますか?
今回はヨガと密接な関わりのあるチャクラについて、またヨガでチャクラが整うとはどういうことなのかをお話していきますね。
チャクラとは、サンスクリット語で「車輪」や「光の輪」を意味する言葉です。
身体の中心軸には、生命エネルギー(プラーナ)の通り道があり、その周りを陰と陽2つのエネルギーが、らせんを描きながら流れています。
その2つのエネルギーが交差する場所をチャクラと言い、会陰部から頭頂まで7つ点在していると言われています。
7つのチャクラは、それぞれ関連する器官や臓器に影響を与え、活性化させることで心身のバランスを整えてくれる、エネルギーのパワースポットのような場所です。
目次
バンダとチャクラのつながり
ヨガでは、『バンダ』という身体の一部を引き締めるテクニックを重視しています。
バンダは、締める、固定するいう意味のサンスクリット語で、生命エネルギー(プラーナ)の流れを体外に漏れないように閉じ込め、効率良く身体を使うことができます。
ヨガでバンダを意識することにより、安定感や力強さが生まれ、ケガのリスクを軽減させる効果にも繋がります。
また、バンダの位置はチャクラの位置と重なっており、バンダの実践はチャクラを活性化させることと密接に関連しています。
主要となるバンダは以下の3種類です。
- ムーラバンダ : 骨盤底 (第1チャクラを整える)
- ウディヤナバンダ : 丹田〜みぞおち(第2、第3チャクラを整える)
- ジャーランダラバンダ : のど(第5チャクラを整える)
ヨガとチャクラの関係性
ヨガではプラーナヤーマという呼吸法を取り入れ、身体全体の生命エネルギー(プラーナ)の巡りを整えます。また、自律神経やホルモンバランスは呼吸によって整えることができると証明されています。
私たちの身体には72,000ものプラーナの通り道があり、ヨガのポーズ(アーサナ)と呼吸法の実践は、このプラーナの滞りをなくしチャクラを活性化させることができると考えられています。
その為、ヨガでチャクラを整えることは、同時に自律神経やホルモンバランスを整えることにも関わりがあるのです。
チャクラヨガの効果について
女性の身体は、1ヶ月の月経周期や、思春期から更年期までのライフステージにおいてもホルモンバランスの変動が起こります。自分の意思とは関係なく情緒不安定になったり、イライラしてしまったり、感情のコントロールが難しいと感じる女性も多いと思います。
チャクラは、ホルモン・自律神経と深く関連しており、チャクラヨガを取り入れることは、ホルモンバランスを整えることに繋がります。
チャクラが整うと、感情の波が穏やかになったり心にゆとりを持つことができるなど精神状態が安定します。その為、PMS・妊娠中・産後・更年期障害による女性特有の悩みの改善にとても役立ちます。
チャクラの種類とチャクラを整えるヨガのポーズ
それでは、第1チャクラから第7チャクラのそれぞれの意味と、おすすめのヨガのポーズを紹介していきますね。テーマカラーのものを身につけることで、そのチャクラが整うとも言われています。
もし気になる症状があれば、チャクラを活性化させるヨガのポーズにぜひ取り組んでみましょう!
第1チャクラ・ムーラダーラ
大地とのつながり、土台や基盤を意味するチャクラです。第1チャクラを整えることで、地に足をつけ安定した精神状態をもたらしてくれます。
未来や過去に意識が向いて不安な時や、気持ちの揺らぎを感じている時は第1チャクラを活性化させるよう意識してみましょう。
- 場所 : 尾てい骨、会陰部
- カラー:赤
- テーマ:生命力、安定感、土台
- 症状:不安症、やる気を失う、冷え性・不眠
- おすすめのヨガのポーズ : タダーサナ、マラーサナ、バッダコナーサナ
第2チャクラ・スヴァディシュター
生きる意味や自立、人間の本能を司る第2チャクラ。第2チャクラがバランスよく整っていると、本来の自分らしさで人生の豊かさを感じることができます。
自信が持てない、自己否定をしてしまう精神状態の時は第2チャクラの活性化を意識してみましょう。
- 場所:下腹部(丹田)
- カラー:オレンジ
- テーマ:情熱、活力、意欲
- 症状:自己否定、自信のなさ、性欲がなくなる
- おすすめのヨガポーズ : アルダマッチェンドラアーサナ、ウォーリヤ1、ウォーリヤ2
第3チャクラ・マニプーラ
内臓や胃の健康に関わるだけでなく、自律神経とも深い関わりがあるチャクラです。
安定した状態であれば、自分軸を持ち、自発的な行動で本来の自分の良さを発揮することができます。
PMSなど感情の浮き沈みが激しい時期や、人の意見や批判を気にしすぎてしまう、食欲を止められないなど依存症状がある場合に意識したい場所です。
- 場所:みぞおち
- カラー:黄
- テーマ:意志、自分らしさ、自信
- 症状 : 胃腸の不調、依存症、情緒不安定
- おすすめのヨガポーズ : トリコナーサナ、ゴームカアーサナ、プランクポーズ
第4チャクラ・アナーハタ
愛情や他者との調和を司るチャクラです。
自分自身を愛し、他人への思いやり、共感力や感動を表し、人間関係に深く関わりのあるチャクラです。
心を開くことができない、自分を好きになれない、愚痴や不満が止まらない、感動しないといった状態の時は第4チャクラを整えていきましょう。
- 場所:胸の中心
- カラー:緑
- テーマ:愛、他者との調和、自己受容
- 症状 : 不平不満、人間関係の不調和、自己中心的
- おすすめのヨガポーズ : アンジャネヤアーサナ、CAT & COW、ブジャンガアーサナ
第5チャクラ・ヴィシュダ
自己表現やコミュニケーションを司るチャクラです。
第5チャクラが整っていると、自分に嘘をつかず素直に意見を伝えることができたり、自由に表現する喜びを感じることができます。
人を気遣うあまり、言いたいことをガマンしてしまう、自分の表現力を高めたいと感じている方は第5チャクラの活性化がおすすめです。
- 場所:喉
- カラー:青
- テーマ:コミュニケーション、自己表現
- 症状 : 喉の痛み、不眠症、意思疎通の不調和
- おすすめのヨガポーズ : ウシュトラアーサナ、マツヤアーサナ、アンジャネヤアーサナ
ライター: YUCCA YOGAFORLIFE RYT200 卒業生
イメージ&編集: YOGAFORLIFE編集部
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