ヨガで女性の姿勢を美しく整えよう
実は簡単なようで意外と多くの人が日常的にできていないのがこの「正しい姿勢」。
とても綺麗な身なりやメイクをしていても、姿勢が悪いだけでとっても残念な印象になるのはご存知ですか?姿勢が良いか悪いかだけでもスタイルが全く違って見えるんです。
しかも悪い姿勢が習慣化してくると、骨格自体が歪んできたり、その体の歪みから派生して肩こり、腰痛、されには内臓の位置がずれて消化器官に悪影響を及ぼし便秘になったり。
腸内環境が悪くなるともちろん他の場所にも影響を及ぼすので肌荒れ、ホルモンバランスの崩れ、冷え、メンタルの不安定など上げ出したらキリがないほどの女性にとっては悪影響が沢山出てきます。
目次
姿勢が悪いと起こるデメリット
老けて見える
背中が丸まっていると実年齢よりも老けて見えたり、疲れているように見えたりします。人がコミュニケーションで重視する情報は視覚情報が55%と言われており、第一印象も悪くなってしまう可能性があります。
肩こりや腰痛の原因になる
姿勢が悪いと余計な負荷がかかって一部の筋肉が固くなったり、正しく使われないことで筋肉が弱まったりします。こうした状態が続くと筋肉や関節の負担が増え、肩こりや腰痛などを引き起こす原因になります。太りやすくなる
疲れた時についとってしまう悪い姿勢は楽に感じますが、これは姿勢を正しく保つための筋肉をあまり使わないためです。このため筋肉を使用することによるエネルギー消費 量や筋肉そのものの量が減り、基礎代謝が下がってしまいます。
そのため例え頑張ってダイエットをしても、リバウンドしやすい体になるのです。
疲れやすくなる
血流が悪くなることにより、疲労物質である乳酸が筋肉に溜まりやすくなります。
疲れ・だるさを感じやすくなり、血行を良くするために運動をしようとしてもだるく感じてなかなか続かないという負の連鎖にもつながります。
集中力が下がる
疲れがたまりやすい状態が続くことで、集中力にも影響を及ぼします。
また、血流が悪くなることにより、脳に酸素が届きづらくなり、脳の活動が低下してしまう点でも集中力の低下につながります。
姿勢が良いと得られるメリット
運動能力向上
姿勢がいいと、目的動作を行うために効率の良い関節の動きがしやすくなり、瞬発⼒や持久⼒が上がります。
また、姿勢が良くバランスが取れた体の⽅が、運動のパフォーマンスも上がりるので日常的にも動きがしやすくなり、エクササイズも楽しくそしてより効果的な結果が得られるように。
痩せやすくなる
正しい姿勢をとると背中やお腹の筋肉を自然と使います。
このため、筋力トレーニングや特別な運動などをしなくても、日常的な立ったり座ったりする動作をするだけで姿勢が悪い時よりもエネルギーの消費量が増えるので、より痩せやすくなります。女性が頑張って無理なダイエットをしなくても自然に綺麗な体型作りをしていくことができます。
体の不調を予防できる
悪い姿勢を続けることで、偏った場所にばかり負担がかかっていたり、筋肉の成長が偏ってしまいます。そのため頭痛、腰痛、肩こり、ひざの痛みを引き起こすことが良くあります。
正しい姿勢をとるとバランスよく体に負荷がかかり、バランスよく筋肉を使うことにより体の不調を予防することにつながります。また体の不調が日常的にあることでメンタルにも大きな影響を及ぼしていくので、それらが無くなることによるメンタルにも好影響を及ぼし、女性ホルモンのバランスが整ってきたりと女性には嬉しいことが沢山。
見た目の印象が良い
背筋が伸びた正しい姿勢は見た目の印象を良くしてくれます。正しい姿勢によりバストの位置が上がったり、顔のたるみが改善したり、女性にとっては美しさに関わるかなりの多くのパーツがこの正しい姿勢によって改善されていきます。
イライラしにくい
正しい姿勢がとれると胸が開いて、肺に空気を取り入れやすい状態になり、深い呼吸がしやすくなります。
深い呼吸をすることで、副交感神経への切り替えがしやすくなって、自律神経のバランスをとりやすくなります。いつもイライラしている女性は綺麗に見えますか?
内面が整うことで内側から落ち着きのある女性になっていくと女性はより美しさに磨きがかかります。また、姿勢が整うことで気持ちも前向きになり、内側からやる気が出てきたりと自分に自身がより持てるようになってきたりと、ポジティブな変化が現れるのでメンタルも整い内面の美しさにも繋がっていきます。
これだけメリット、デメリットをみてみると今日から姿勢を良くしていきたいと思う方も多いのではないでしょうか?
どうやって姿勢を整えるか?
日常的に姿勢を意識していくのはもちろん効果的ですが、まずは正しい姿勢を知らないと、自己流でやってしまうと間違った姿勢で体に負荷をかけてしまう危険性もあります。
女性が姿勢を正しくしようと反り腰になっている方を良く見かけますが、これは反り腰で下半身がむくんだり、腰痛の原因になったっりと、せっかく姿勢を意識していている努力が水の泡になってしまう本当に残念なケース。
まずは正しい姿勢を知ることが大切
そしてその正しい姿勢をキープするためにはそれらに必要な筋肉強化、骨格改善、重心改善などが必要になってきます。
これらの要素を全てかね揃えてくれるものが「ヨガ」なんです。
ヨガのポーズの練習では必ずどのポーズでも正しい姿勢を意識して行うので、自分の背骨の中心を常に意識していくことで、無意識でも正しい姿勢が身についていきます。
そして正しい姿勢をキープできるようにするために必要な柔軟性や筋力をつけていくのに効果的なヨガのポーズを練習していくことで、気づいた時には正しい姿勢を無理なく日常的にできるようになってくるんです。
ヨガをしていくと綺麗になる方、長年悩まされていた便秘や肩こりが改善する方、酷い生理痛が全く無くなったなど、これまで多くの声を聞いてきましたが、ヨガで正しい姿勢になっていくことも大きく関係していると思います。
女性の姿勢改善に役立つおすすめのヨガポーズ
ここからは女性の姿勢改善に役立つおすすめのヨガポーズをご紹介していきます。
ブジャンガアーサナ
コブラポーズは、サンスクリット語で、「ブジャンガアーサナ」として知られています。 この名前は、獲物に向かって頭から起き上がってくるコブラの姿に由来しています。
このポーズでは、コブラのように、頭から首、背筋まで上と前側をストレッチします。
このうつぶせの姿勢は、コブラが首を持ち上げる様子によく似ているため、コブラのポーズと呼ばれています。コブラは“ブジャング”、ポーズは“アーサナ”をサンスクリット語で意味します。このポーズは胸を大きく開き、心を開いていくため、コブラのポーズでは日常的に猫背で巻き型の方の鎖骨を開き肩を大きく開き動かしていくので肩周りの柔軟性を高めてくれます。また、胸が開くので呼吸の問題にも効果的です。
コブラのポーズは首や背骨にたまったストレスや緊張をほぐすのにとても効果的です。
ブラのポーズは、主に首、肩、背筋に効果が表れます。 これらの筋肉は同じ中心軸で動き、背骨を伸展させます。これにより、背中がより柔軟になります。
コブラのポーズのやり方
うつぶせで、脚を後ろに伸ばし、つま先を内側に入れる
- 両手のひらを胸の横の置き、指を大きく開く。
- 肩甲骨をお互いの方に寄せて下げる。
- 肘を体の方に寄せて閉じる。
- 頭を地面から上げる。
- 両脚を強くお互いの方に押す。
- おしりとおへそに力を入れる。恥骨を地面に押す。
- 胸を開いて、手のひらで床をおし無理なく顔を上げていく。
- できるところまで高く上がりおなかを伸ばす。この時肘が開かず、曲げたままでキープする胸を地面から上げるのではなく開き深い呼吸をキープする。
- 上がった時と同じようにゆっくりと地面に下りる。
コブラのポーズの効果
- 腰痛の緩和
- 肩や腰のこわばりを解消
- 血液循環を改善
- ストレス解消
- 脂肪減少
注意点(以下の症状がある方はやらないで下さい)
- 背中に怪我をしている方
- 手根管症候群の方
- 妊娠中の方
コブラのポーズは、空腹時のみ行います。もし難しい場合は、食後少なくとも3時間たってから練習を行うようにしましょう。
ウシュトラアーサナ(ラクダのポーズ)
ラクダのポーズとは、サンスクリット語で「Ustrasana(ウシュトラーサナ)」、英語で「Camel Pose(キャメルポーズ)」と呼ばれます。
「Ustra」はサンスクリット語で「ラクダ」の意味があり、後屈をして胸が盛り上がった形がラクダの背中のように見えることに由来しています。
肩周りをほぐすなどの効果があり日常的に肩が巻き型になっていたり、猫背の人の肩周りを開いていくことで姿勢改善に繋がるポーズになります。日頃意識しなければ使うことが少ない、胸部分の背骨(胸椎)を効果的に動かすことができるポーズです。
ウシュトラアーサナのやり方
- つま先をたてた膝立ちの状態になります。足は腰幅に開きましょう。
- 両手を腰にあて、内腿を内旋・尾骨を下に向けてお腹に力を入れ、腰が抜けないようにしながら、胸を天井方向に向けるようにして上半身を少しずつ後方へ反らします。この時、恥骨を前に押し出すようにし、前腿が床に垂直の状態を保ちます。
- 腰に痛みがなければ、両手で両かかとを掴んでさらに胸を天井方向へ高く突き上げましょう。頭の位置は辛く投げれば首の力を抜いて後ろを見ていきます。ここでゆっくりと鼻呼吸を繰り返します。くれぐれも無理がないようにキープをしていきましょう。
- 両手を腰に戻し、ゆっくりと上半身を起こしていきます。
- 一度頭を下げてチャイルドポーズでおやすみをします。
ウシュトラアーサナの効果
- ハムストリングスの強化
- 臀筋の強化
- 前腿のストレッチ
- 胸と肩のストレッチ
- 下腹の強化
- 胸を開いて姿勢改善
注意点
- 腰、膝、首に痛みや怪我のある場合は練習を避けましょう。
- 膝立ちの状態で膝が痛む場合は、下にタオルなどを敷きましょう。
ゴムカーサナ
ゴムカアーサナとはサンスクリット語で牛の顔のポーズと呼ばれるこのポーズ名の由来は、上からこのポーズを見下ろした時に、牛の顔あるいは牛の角に見えるからという説があります。
このポーズではダイナミックに肩周りをしっかり使っていくので、肩甲骨周りの筋肉の柔軟性がアップし、血流を良くなることで肩こり解消などにも効果的です。
肩甲骨周辺の柔軟性が高まり正しい姿勢を取れるようになっていく姿勢改善にはおすすめのポーズです。
ゴムカーサナのやり方
- 座り右ひざを曲げて、左脚を上からまたぎます。
- 左ひざを曲げて、右の腰の横につけます。(脚がクロスします。)
- 座骨(お尻のとんがった骨)が均等に床に着くようにします。骨盤を立てましょう。
- 左右の床についている脚の部分で下をしっかり押します。
- 足が組めない場合は下になっている方の脚を前に伸ばします。その上から反対側の脚を立ててまたぎます。膝は伸ばしても曲げても構いません。上の脚が痛い場合は、角度を調節しましょう。上の膝を立てて行います。
- 右手を上に上げ、肘が前方向に向くようにし右ひじを曲げて背面へまわします。左手を横に上げます(親指は下向き)。背中側に送りながらひじを曲げます。
- 右手と左手を背中の後ろでつなぎます。 目線は正面であごを上へ上げ過ぎないように注意します。肋骨が出やすいので、肋骨の前面の力を抜きましょう。無理なくできる鼻呼吸で呼吸をしていきます。5−10呼吸。
- 呼吸が浅くならないように、胸を広げてゆっくりと呼吸を繰り返しましょう。
- 両手が背後でつかめない場合ヨガベルト(タオルでもOK)を使用します。
- 息を吐きながら両手をほどきます。両脚をほどきます。
呼吸が落ち着いたら反対側も行います。
ゴムカーサナの効果
- 二の腕の引き締め
- 肩こりの緩和
- 胸が開くことで呼吸が深まる
- 肩周りのストレッチ
- 股関節、太ももの外側の柔軟性を高める
- 骨盤まわりをストレッチすることで骨盤調整に役立つ
注意点
- 呼吸と共にゆっくりと行う。
- 難しい場合は軽減法で行う。
- 首、肩などにトラブルがある場合にはこのポーズは避ける。
- 股関節、膝などにトラブルがある場合にはこのポーズは避ける。
真の美しい女性
これだけ姿勢を整えることで得られるメリットを知っていくと、日々の姿勢への意識が変化してきませんか?
姿勢が整うということは、女性にとっては嬉しいことだらけ。
今回紹介しているヨガの練習は初心者の方でも無理なく継続できるので、この練習を日々の習慣にしていくことで美しい姿勢を手に入れていくことに大変役立ちます。
正しい姿勢は日常的に身体の痛みや不調が改善されたり、メンタル的にも自分に自身が持てるようになり活力も湧いてくるので内側からも外側からも美しさに磨きがかかります。
外見だけの美しさだけではなく、まずは健康な身体と心があってこその「真の美しい女性」を目指して今日からあなたの姿勢も整えていきませんか?
姿勢を整えるヨガレッスン
姿勢を整えるヨガレッスンはこちらよりご覧いただけます。
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