RYT200登録講師の倫理・業務範囲|指導と専門分野の境界
RYT200は、200時間の基礎トレーニングを修了したヨガ講師の登録資格である。全米ヨガアライアンスの登録者は、自分が学んだ流派、方法、経験の範囲でヨガを指導できる。RYT200だけを根拠に、医療や心理など別分野の専門性を示すことはできない。スクール認定との区別はRYT200とRYS200の違いで確認できる。
RYT200登録者ができること
全米ヨガアライアンスのScope of Practiceは、登録講師がグループ、個人、オンラインでヨガを教えられるとしている。指導内容は、講師が教育と経験を積んだヨガの流派、スタイル、方法に沿う必要がある。
| 指導領域 | 例 | 条件 |
|---|---|---|
| ヨガ実践 | アーサナ、呼吸法、瞑想 | 学んだ方法と自身の能力の範囲で教える |
| ヨガの知識 | 哲学、歴史、解剖学 | 情報源と自分の見解を区別する |
| クラス形式 | グループ、個人、オンライン | 参加者の経験と状態に合わせる |
| 身体への接触 | ハンズオン・アジャストメント | その都度、明示された同意を得る |
RYT200だけではできないこと
Scope of Practiceは、適切な免許、資格、能力を持たない分野で助言やサービスを提供することを禁じている。
- 医療資格を持たずに診断や治療を行う
- 心理職の資格を持たずに心理療法を提供する
- 栄養や法律など、別の専門資格が必要な助言を行う
- RYT200を別分野の能力証明として表示する
- 同意を得ずに参加者の身体へ触れる
RYT200とは別に医療職などの資格を持つ人は、その資格固有の業務範囲に従う。ヨガ講師としての説明と、別資格に基づくサービスは区別して表示する。
明示された同意とは
身体に触れる指導では、特定の講師が特定の接触を行うことについて、参加者から明確な許可を得る。口頭、書面、明確なジェスチャー、同意カードなどが使える。沈黙や抵抗がないことは同意にならず、以前の同意を次回以降へ持ち越すこともできない。
クラス冒頭で一括して確認する場合も、参加者が途中で意思を変更できる方法を用意する。触れずに言葉やデモンストレーションで伝える選択肢も示す。
情報を伝えるときの出典
哲学、歴史、解剖学を教える場合、Scope of Practiceは情報源の明示を求めている。伝統文献、直接学んだ講師、特定の系譜、研究者の著作、自分の意見を混同しない。
例えば解剖学上の説明をする場合は、出典を示した上でヨガ指導に必要な範囲へ限定する。痛みや症状の原因を断定せず、必要に応じて適切な専門職への相談を勧める。
専門分野へ進む場合
RYT200は基礎資格である。妊娠期の指導にはRPYT、子どもの指導にはRCYTなどの専門登録が用意されている。専門トレーニングを終えても、自分の経験と能力を超える状況では専門職へつなぐ判断が必要になる。
よくある質問
RYT200があれば誰にでもヨガを教えられますか?
登録上はグループ、個人、オンラインで指導できる。指導は、講師自身が学び、能力を持つ流派、方法、対象者の範囲に限定される。
RYT200で身体の不調を診断できますか?
できない。診断や治療はRYT200の業務範囲ではなく、適切な免許を持つ医療専門職が担う。
アジャストメントは毎回同意が必要ですか?
必要である。以前の同意は将来の接触への許可にならず、沈黙も同意として扱えない。
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